世界アルツハイマー月間 高齢者見守り機器の展示会 大垣市

2022年09月26日NHK岐阜


9月は認知症についての正しい知識を広める世界アルツハイマー月間です。これにあわせて1人暮らしや認知症の高齢者を見守る情報通信機器の展示会が岐阜県大垣市で開かれています。

大垣市は毎年、世界アルツハイマー月間にあわせて展示会を開いていて、ことしもさまざまな見守り機器が展示されています。

このうち、「見守り電球」はLED電球の中に携帯電話の電波を使った通信装置が入っていて、電球が24時間点灯しなかったり、長時間つけっぱなしだったりしたときには家族のスマートフォンに通知が送られます。

また、スマートスピーカーを利用した見守り機器は話しかけると天気やニュースを伝えてくれますが、話しかける回数が1日に5回以下の場合に家族に通知するということです。

このほか、「見守りシール」はシールのQRコードをスマートフォンで読み取れば高齢者の情報が表示され家族に連絡が取れるもので、衣類や杖などに貼っておけば、帰るところがわからなくなった高齢者を誘導できます。

展示会を開いた大垣市高齢福祉課の太田康弘さんは「1人暮らしで高齢の親がいる人にはこの展示を参考にしてほしい」と話していました。

展示会は9月30日まで大垣市役所で開かれています。