東急セキュリティ、回線や工事不要の見守りシステム
2022年09月06日日経新聞
東急傘下の東急セキュリティ(東京・世田谷)は、通信回線や設置工事がいらない見守りサービスを12日から始めると発表した。端末を机などの上に置くだけで利用できる。端末の「非常」ボタンを押すと、連絡先を事前に登録した家族などにメールで異常を知らせる。インターネット回線のない高齢者宅などでの利用を見込む。
端末内にSIMカードを内蔵し、コンセントにつなぐか単3形電池を入れれば動く。一般家庭向けのセキュリティーシステムは通信回線や電源への接続や工事が必要なものが多く、置ける場所が限られていたという。
プランによって価格は異なるが、異常時に自動的に警備員が出動する場合の月額料金は3278円で、初期費用として別途5500円かかる。同プランは東急線沿線の地域で提供する。
端末に在宅か留守か登録するボタンもそなえる。在宅時に24時間以上人感センサーの反応がない場合などもメールで知らせる。10月中にも全国でのサービス開始を予定するが、地域によって提供可能なプランは異なる。