ALSOK、高齢者見守り情報をアプリ配信 まずSMBC系に
2022年08月22日日経新聞
綜合警備保障(ALSOK)は、自社の提供する高齢者見守りの情報を、他社のスマートフォン向けアプリサービスでの配信を始めた。高齢者宅に設置したセンサーを通じ、熱中症の危険性や災害情報などを察知し、アプリから遠方の家族などに連絡する。まず三井住友銀行系で提供するアプリに配信する。
SMBCファミリーワークスが高齢者の独り暮らしに対応して開発したアプリ「ファミリーネットワークサービス」で、高齢者の資産や保険に関する診断や健康・介護に関する情報に加え、見守り情報を提供する。遠方に住む子供世代に向けて、高齢者の日常の動作の異常や高齢者宅近くでの災害情報を通知する。アプリ上で警備員派遣を要請することも可能だ。
ALSOKは個人宅向けに提供する「ホームアルソック」のオプションとして、高齢者の自宅内に設置したセンサーから得られる情報を、メールで家族などに配信していた。ALSOKの見守りサービスに加入していれば、SMBCのアプリのプレミアムプラン月額500円(税込み)に加入すると配信を受けられる。ALSOKは今後、他社への配信も検討するという。