スマホアプリ利用し地域見守り

2022年04月28日タウンニュース町田版


 玉川学園地区社会福祉協議会(剱持勝会長)はこのほど、スマホアプリ「LINE」を使った独居高齢者の見守り事業を実施することに決めた。

 同協議会が行う事業の一つに、地域住民同士で日常生活を支援する「玉ちゃんサービス」がある。家事や庭仕事、通院や買い物の付き添いなど様々な困りごとを解決に向かわせるサービスで、現在約60人の利用者とほぼ同数の協力者(有償ボランティア)がいる。主に高齢者が関係する内容が多く、昨年度はその同サービスの中で独居高齢者が自宅で倒れているところを対応したという事例が2件あった。

 「この地域においても独居高齢者の孤独・孤立は深刻で、何か対策しなくてはと考えていた」と玉ちゃんサービス推進担当の岩崎克己さん(75)は話す。そんな中で、NPO法人エンリッチの民間団体助成事業のテスト試行の提案を受け「LINEを使った独居高齢者の見守り」事業に参画。

 「運用がうまくいけば孤独・孤立の解消の一つの手段として役立つのでは」と取り入れることにした。例えば一人暮らしの親と遠方に暮らす子、親の近くにいる地元の地区社協メンバーがLINEグループで繋がり、日々の安否確認や緊急時の連絡、対応などを行っていく。

 市内で初の取り組みのため、ワーキングチームを作り活動を推進していく。チーム発足に向けた勉強会を5月2日(月)午後2時〜4時に玉川学園コミュニティセンター多目的ホールで開く。現在、参加者を募集している。

 問い合わせは岩崎さん【携帯電話】080・6584・7676へ。