三井住友銀行が高齢者サービス新会社 見守りアプリ提供
2022年03月07日日経新聞
三井住友銀行は7日、増加する高齢者の独り暮らしに対応するスマートフォンアプリを開発・販売する新会社を立ち上げると発表した。親の資産の状況や位置情報をアプリ上で確認できるサービスの展開を予定する。
「SMBCファミリーワークス」を4月に立ち上げる。今夏の営業開始を予定しており、開発したアプリは米アップルや米グーグルなどのストアで販売を検討する。アプリにはスケジュールの共有やメッセージのやりとりといった機能も持たせる見込み。
2020年の国勢調査によると、単身の高齢者は671万6806人と5年前の前回調査に比べ13%増えた。別居の高齢者を抱える子世代の間では、親の健康や資産に対する不安や関心が高まっている。銀行が手掛ける資産運用や相続などのコンサルティング業務の提供を通じて、親世代と子世代が抱える課題を解決することも視野に入れる。