高齢者見守り ボタン端末×町内会アプリ、石川で実験
2022年02月13日日経新聞
ソフト開発のシーピーユー(CPU、金沢市)と日新電機子会社の日新システムズ(京都市)は2月にもスマートフォンに不慣れな高齢者を見守る実証実験を石川県で始める。高齢者が意思を伝えるための押しボタン型端末を活用し、親族や民生委員らはスマホを使った地域活動支援アプリで情報を共有する。両社の情報通信技術(ICT)を組み合わせ、安全安心につなげる。
ボタン型端末は日新システムズの「エルワンネット」。大きなボタンとスピーカーなどで構成し、電源につなぐだけで利用できる。「元気だよ」「相談」といったカードを置いてボタンを押すと、見守りの担当者に連絡できる。見守る人がパソコンなどで入力した文章を端末から音声で再生する。不在の場合の聞き直し機能もある。