高齢者見守り実証実験 掛川市、水道・ガスメーター活用

2022年01月12日静岡新聞


 掛川市は11日、水道・ガスメーターを活用した高齢者見守りサービスの実証実験を28日に開始すると発表した。中遠ガス(同市)、計測機器メーカーの愛知時計電機(名古屋市)との協働事業。水道と都市ガスの使用量データを自動収集し、異変を検知した際は安否確認などの対応に当たる。

 市再開発住宅十九首団地の高齢者13世帯が対象で、各メーターを通信機能があるスマートメーターに入れ替える。数日間にわたって水道の使用が途絶えるなど異常があった場合に、市にメールが届く仕組み。市は対象者の生活状況を確認するほか、必要に応じて連帯保証人に連絡する。

 水道・ガスメーターの見守り用途への活用は県内初の試み。2023年1月末まで実験を行う予定で、有効性を検証する。