介護支援ロボ進化中 赤ちゃん型は会話でストレス軽減?
2019年11月07日朝日新聞
高齢者や障害者の介護現場で使われる最新のロボットや機械を展示する「介護ロボットあいち・なごやフォーラム2019」が5日、名古屋市千種区の市中小企業振興会館であった。昨年に続いて2度目の開催で、県内外の40社が参加。介護施設の関係者など約400人が訪れた。
会場には、高齢者の見守りシステムや介護者の力仕事を補助する機械など62種類が展示された。東郷製作所(東郷町)が出展した赤ちゃんを模したロボットは、振動に応じて、録音された幼児の音声で会話でき、口元が動いて表情が変化する。新しい型では、くしゃみやせきもする。認知症の高齢者向けで、ロボットに話しかけることがストレス軽減に役立つという。
展示を見学した名古屋市南区の介護施設に勤務する小栗嘉彦さん(37)は、「複数のメーカーの担当者から一度に話を聞ける機会は少ないのでためになった」と話した。