北陸電力、高齢者見守りサービス センサーで異常を検知
2019年09月25日日経新聞
北陸電力は25日、人感センサーなどを使って高齢者を遠隔で見守る「安心みまもりサービス」を始めたと発表した。同種のサービスを全国展開してきた立山システム研究所(富山市)と連携し、異常を検知すると看護師が常駐するコールセンターが電話で高齢者の安否を確認する。
人感センサーと火災報知機を高齢者の自宅に設置する。いつもと活動パターンが異なったり、煙か熱を感知したりするとコールセンターが安否確認をしたうえで、家族や友人に連絡する。北陸電は広報と営業活動を担い、システムの設置とコールセンターの運営は立山システムが行う。
1件あたりの価格はいずれも税別で初期料金が1万2000円、月額料金が2500円。まずは富山市内に営業地域を絞り、市場動向を見ながら他の北陸3県の自治体での展開も検討していく。北陸電は24日にも無線通信の機能を持つ電気使用量計「スマートメーター」を使った新サービスを発表しており、新規事業の育成を急いでいる。