セコム、4~6月営業益4%増 契約件数増加
2019年08月08日日経新聞
セコムが8日発表した2019年4~6月期の連結決算は、営業利益が前年同期比4%増の307億円だった。主力のセキュリティー事業で契約件数が増えた。火災報知機など防災機器の販売も堅調だった。
売上高は4%増の2390億円だった。高齢化や共働き世帯の増加を背景に、家に1人でいる高齢者や留守番中の子どもの見守り需要が増加。家庭向けのセキュリティー事業の契約件数は135万5000件と5%伸びた。
純利益は法人税等調整額が増えたことで25%減の204億円だった。20年3月期通期の業績は、売上高が前期比2%増の1兆380億円、純利益が10%減の830億円とする予想を据え置いた。