QRコード付きシール配布 関市、高齢者見守り強化
2019年07月04日岐阜新聞
行方不明になった高齢者の早期発見につなげようと、岐阜県関市は今月から、2次元コード(QRコード)付き「見守りシール」の無料配布を始めた。県内では4月に始めた本巣市に続く取り組みで、市担当者は「これを機に地域でお年寄りを見守る意識を広めたい」と訴えている。
シールは高齢者の服、つえなど、周囲の人が目視できる場所に貼り付けて使用する。発見者がコードを携帯電話などのカメラ機能で読み取ると、ニックネームや高齢者の対処法が表示される。
家族など高齢者の保護者には、発見者と伝言板を通じて連絡を取り合えるシステムで、発見者には住所などの詳細な個人情報が漏れることはない。
配布は、市内在住の65歳以上が対象。洗濯にも強い耐洗加工が施されたシール30枚と、暗闇で光る蓄光シール10枚のセットで配布する。高齢者本人か家族、どちらでも申請は可能。