1200人が登録、宇部市の「安心コール」
2019年02月01日宇部日報
宇部市は、急激に高齢化が進展する中、2016年度から65歳以上の一人暮らしを対象とした見守り安心コールサービス事業を実施している。対象者の6分の1に当たる約1200人が登録。突発的な事故や病気が発生したときに通報できる他、気軽に健康相談ができ、利用者の心強い味方となっている。
自宅の電話回線を利用して固定電話のそぱに置く装置と、持ち運びができるペンダントとのセット。ボタンを押すだけで24時間365日、市が委託契約するALSOKあんしんケア卜につながる。どの時間帯でも、医師、看護師、介護福どの専門職が3人以上常駐し、対応。必要に応じて速やかに宇部・山陽小野田消防局へ出動を要請する。
以前は、地元消防本部に直接つながる仕組みだったが、16年このサービスに全面移行。昨年9月末時点の利用者は1213人で、65歳以上の一人暮らし世帯で生活する約6人に1人が利用している。
緊急時以外の使い方もあり、いつでも無料で健康などの不安を相談し、専門的なアドバイスを受けることができる。また毎月1回、安否確認の電話もかかってくる。サービスがそばにあることで、日常の不安解消にもつなかっている。自宅に固定電話がない人のために、携帯電話型の装置もある。
利用料は、所得に応じて月額0〜800円。申し込み、問い合わせは、高齢者総合支援課(電話34-8302)へ。