東芝、生体センサーを高齢者見守りに

2016年1月15日日経デジタルヘルス

 東芝は生体センサー「Silmee」シリーズの新製品として、ハンディタイプで高齢者見守りに向ける「Silmee C22」を2016年春にも発売する。自治体や介護事業者、スポーツ施設などに販売したい考え。「第2回 ウェアラブルEXPO」(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)に出展した。

 小型・軽量で、ポケットなどに入れて持ち歩ける。加速度センサーやGPSモジュール、3GやBluetooth Low Energy(BLE)の通信機能を搭載。歩数などの活動状況や外出などの行動を、遠隔地にいる家族がスマートフォンで把握できる。

 体調急変などの緊急時には、「CALL」ボタンを押すと家族のスマートフォンに緊急通知が届く。この際、ブザーを鳴らして緊急事態を周囲にも伝えられる。充電器には赤外線人感センサーを搭載。これによっても高齢者の行動を把握できるようにした。