au携帯電話サービス「GPSケータイ」を利用した緊急通報サービスを開始-日本緊急通報サービスとKDDI、「HELPNETケータイ」-
2002年05月22日 ふくしチャンネル
日本緊急通報サービスは、KDDIと、au携帯電話サービス「GPSケータイ」を活用した緊急通報新サービス「HELPNETケータイ」を共同開発した。2002年6月7日より、全国一斉にサービスを開始する。
サービスは、利用者の現在位置を把握、警察・消防などの公共機関に通報を接続するサービスで、auのGPSナビゲーション機能対応携帯電話の全機種で利用できる。
近年の犯罪件数の増加や、昨年の米国同時多発テロなどの影響もあり、外的要因からの「身の安全」、セキュリティへの関心が高まっている。また、過労やストレスのため、思いがけない急病で苦しむ、といった内的要因への備えも必要。こういった社会状況を踏まえ日本緊急通報サービスでは、身近に持ち歩く携帯電話から、日常生活の様々なシーンにおける緊急時の通報接続サービスを低価格で提供できる、HELPNETケータイシステムを構築した。
サービスの構築には、自動車運転中の緊急時に迅速な救助活動への寄与を目的とし、2000年9月よりサービスを開始している緊急通報サービス「HELPNET」のノウハウを最大限に活用している。
「HELPNETケータイ」は、緊急時に気が動転していたり、また見知らぬ場所にいても簡単な操作で通報でき、位置情報及び、入会時に登録された氏名、年齢、性別のデータがHELPNETオペレーションセンターで把握される。
そして、急病・ケガの時には消防(119)へ、事故・事件等の時には警察(110)・海上保安庁(118)へ、オペレーターが現場位置を管轄する救援機関に的確に通報をリードする。
また、夜間・休日の医療機関情報サービスとして、夜間・休日診療可能な最寄りの医療機関も紹介し、車両故障の際は、緊急出張修理・レッカー牽引等のロードサービス(オプションサービス)も提供する。
事故、急病、ケガ、海でのトラブル等の緊急事態発生時、日本緊急通報サービスに通報すると、オペレーターの的確なガイドにより、場所等の必要情報を警察、消防、海上保安庁等の救援機関に通報接続する、緊急通報サービスの料金は、315円/月。
また、「緊急通報サービス」に加え、車両トラブル時、同社に簡単通報するとレッカー車現場出動等のロードサービスが受けられる、緊急通報サービス+ロードサービスが525円/月。
ロードサービスは、契約成立後、24時間経過してから利用可能となり、JAF会員は、緊急通報サービスに加入していれば、「JAF接続希望」とオペレーターに伝えることで最寄のJAF窓口に接続する。
入会金やオペレーター対応費は不要。利用には、au携帯電話の通信料金等が別途必要で、利用料金は、au携帯電話の通信料金等と合わせて請求する。入会方法は、au携帯電話のインターネット接続サービス「EZweb」から申し込む形となる。