安否確認テレビ電話システムを発売開始-朝日物産、テレビ電話システム「TV-500」-

2000年09月27日 ふくしチャンネル

 朝日物産が「安否確認テレビ電話システム」を開発、発売した。同システムはテレビ電話、自動電源制御装置、外部カメラの3つで構成。テレビ電話がメインであとの2つはオプション品扱いだ。

 テレビ電話で高齢者とオハナシして元気だから安否確認完了…なんてことはフツーのテレビ電話でもできちゃう。「安否確認テレビ電話システム」というからにはそのへんのやつとはやっぱり違うんです。

 取り付け作業は「電話回線のジャックに差し込むだけ」だから取り付け作業というほどもない。必要と思ったときにすぐ備え付けることができる「取り付け工事不要」というのは嬉しいことだ。


安否確認テレビ電話システム

テレビ電話システム(TV-500)

  • 遠隔地の家族や医療機関、在宅介護センターなどから音声や映像を通して会話や健康チェック、安否確認などが素早く簡単にできる
  • 一般家庭にあるアナログ電話回線に接続するだけで、簡単に使用可能なテレビ電話
  • 一般的に販売されているISDN回線のテレビ電話の様に、回線工事の必要がなく、基本使用料金や通話料金も普通の電話と変わらない
  • 価格89,000円(税別)

外部カメラ(オプション)

  • テレビ電話システム(TV-500)用の外部カメラとして使用し、本体1台に2個までのカメラが接続できる
  • カメラの切り換えは相手側から遠隔操作ができ、相手の表情、動作を拡大チェックするズーム機能付き
  • カメラ自体を容易に移動できる小型タイプ
  • 価格23,000円

自動電源制御装置(オプション)

  • 通常はテレビ電話としてコミュニケーションを図り、電話をかけても応答のない緊急時などの場合は、高齢者側のテレビ電話の電源を遠隔制御で立ち上げ、状況を映像で確認できる〈特許申請中〉
  • プライバシーを保護するパスワード機能
  • 価格15,000円(税別)



 全システムのセットで127,000円となる。同社は年間100セットの販売を目指すとのことだ。

 テレビ電話は使ってみると、音声だけの電話とは伝達能力がはるかに違うのを実感できるのに驚く。孫の顔だってポンと見れちゃうんだから精神衛生面でも効果を発揮しそうじゃないですか。