高齢者の異常を知らせる「やさしいみまもり」 セキュリティー強化で協力 おきでんCplusCとサイバートラスト
2025年12月18日沖縄タイムス
おきでんCplusC(シープラスシー、浦添市)とサイバートラスト(東京)は、高齢者見守りサービス「やさしいみまもり」利用時のセキュリティー強化に関して事業協力する覚書を締結した。利用者の個人情報や、見守り状況に関する情報漏えい、不正アクセスを防ぎ、より安心できる環境を整備する。
「やさしいみまもり」はWi-Fiセンサーで高齢者の活動や睡眠状況を確認し、異常があれば家族や親戚、地域、自治体に知らせるサービス。
これまでも2段階認証などを要求してセキュリティー対策を講じていた。今回の覚書で、民生委員など地域関係者が複数の高齢者を見守るために使用するタブレットや、自治体が使用するパソコンなどの端末に、サイバートラストの端末認証サービス「サイバートラスト デバイスID」を導入する。これによって認証された端末以外からはアクセスできなくなるという。
サイバートラストは、マイナンバーの本人確認サービスに関するシステムを提供するなど実績がある。
現在、県内7市町村が「やさしいみまもり」を導入しており、2026年度内には17市町村に拡大予定。セキュリティーを強化することで導入市町村を拡大していく考えだ。