介護と技術が融合した新しい暮らし、見守りカメラや移動式水洗トイレ…北九州市で最先端機器800点を展示

2025年11月23日読売新聞


 最先端の介護機器の紹介や相談対応などを行う在宅生活支援拠点「テクノケア北九州」が22日、北九州市小倉北区の市総合保健福祉センター1階にオープンした。「技術でつなぐ、暮らし&ケア」を掲げ、介護と技術が融合した新しい暮らし方を体験できる。

 高齢者や障害者が住み慣れた地域で暮らし続けられる社会を目指し、市が「福祉用具プラザ北九州」と「介護ロボット等導入支援・普及促進センター」を統合した。寝室や浴室、リビングなどのモデルルームを設け、見守り機能のついたカメラやベッドのそばに設置できる移動式水洗トイレ、ベッドから車いすなどへ乗り移る動作をサポートする機器など、約800点を展示する。

 この日は開所式も行われ、約50人が出席。武内和久市長は「政令市で最も高齢化が進む都市として、全国に先駆けた在宅支援モデルを提示したい」と話していた。

 休館日は月曜、祝日(23、24日は休み)。問い合わせは、テクノケア北九州(093・522・8721)へ。