歌志内市が後期高齢者にタブレット端末 安否確認などに活用
2025年11月17日NHK
空知の歌志内市で、後期高齢者の見守りを進めようと、単身世帯を対象にタブレット端末が配付され、説明会が行われました。
歌志内市では、75歳以上の単身世帯およそ290世帯のうち、申し込みがあったおよそ60世帯を対象に、タブレット端末を配付し後期高齢者の見守りを進めることにしています。
17日は、市内の公民館で説明会が開かれ、30人が端末を受け取ったあと、説明を聞きながら操作のしかたを何度も確かめていました。
市によりますと、毎朝7時半に送信する体調を確認するアンケートに、端末を操作して答えてもらい、安否を確認するなどして見守りを進めるということです。
また、端末では、クマの出没や災害に関する情報などを受け取ることができるほか、市の担当者に、健康に関する相談をしたり家族と顔を見ながら通話できたりするということです。
市では、今年度、2000万円の予算を組んで100台の端末を用意していて、17日に配付できなかった30世帯には訪問によるサポートを行うことにしています。
参加した人たちは「何かあった時に娘とすぐ連絡がとれるのですごく安心です」とか「とてもありがたいです。使いこなせるように挑戦します」などと話していました。
歌志内市保健介護課の加瀬卓也課長は「自身の健康管理や離れている家族とのコミュニケーションなどでも端末を大いに活用して欲しい」と話していました。