筑北村の村民向けアプリ、利用始まる お知らせをいち早く 毎日放送の広報「聞き逃し配信」も
2025年02月04日信濃毎日新聞
筑北村が開発した村民向けのスマートフォンアプリ「ちくほくナビ」の利用が3日、始まった。村からのお知らせをいち早く伝え、住民が補助金申請などの手続きを調べやすくする。村の放送を聞き直すこともでき、村は「村外にいる高齢者の家族が見守りとしても使える」としている。
アプリには村からのお知らせ一覧や各施設の電話帳の他、行政手続きなど村に関して知りたいことを入力すると人工知能(AI)が自動で返信する機能もある。アプリと連動する村のホームページ(HP)も見やすいように作り直し、同日に公開した。
村が各家庭や屋外のスピーカーで毎日放送している広報の「聞き逃し配信」もある。大雨時の通行止めや避難所の案内などの緊急放送も聞き直せるため、防災に役立てる。
アプリは無料でダウンロードできる。村企画財政課は17日から始まる確定申告の会場で、ダウンロード方法や使い方を説明するブースを設ける。
アプリ開発とHPのリニューアルには、国の「デジタル田園都市国家構想」の交付金を活用し、1570万円をかけた。