高齢者の骨折リスク低減、転倒時だけ「へこむ床材」の仕組み

2025年01月19日ニュースイッチ


Magic Shields(マジックシールズ、浜松市中央区、下村明司社長)は、高齢者の転倒による骨折リスクを低減する床材「ころやわ」に関連する新製品2種類を開発、発売した。また今後の事業拡大を見据え、静岡銀行、日本政策金融公庫、浜松いわた信用金庫(同区)、静岡県信用保証協会による協調融資を受け、3億円を調達した。販路を拡大し、数年後に売上高10億円以上を目指す。

ころやわは転んだ時だけへこんで衝撃を吸収する独自構造の床材で、これまでに600以上の医療機関や介護施設に導入実績がある。新製品は「ころやわジョイントマット=写真」と「ころやわマットセンサー」。

ころやわジョイントマットは自宅や施設内の居室に向けた製品。従来品と異なり大規模な床工事が不要で、1枚ずつ組み合わせて設置できる。価格は50センチメートル四方で1枚3300円(消費税込み)。

ころやわマットセンサーは重量がかかると離床を通知する機器。ナースコールと連携して介護対象者の見守りを効率化する。価格は13万2000円(同)から。