Starley、高齢者向けの音声会話AI 2億円調達

2024年12月25日日経新聞


音声会話型の人工知能(AI)アプリを手掛けるStarley(スターレー、東京・港)は元サッカー日本代表の本田圭佑氏が立ち上げたファンド「X&KSK」などを引受先とした第三者割当増資で2億円を調達した。サービスの開発やエンジニアなどの人材採用に充てる。

スターレーはこのほど高齢者の見守りに使うAI通話サービスを始めた。高齢者の家族などが申し込めば、指定の時間に自動で高齢者に電話がかかってくる。電話の相手はAIで、体調を確認する2〜3分の会話や雑談を行い、会話内容を記録して申込者が内容を確認できる。家族が直接電話できない場合など、AI通話の内容を確認して家族間のコミュニケーションの活性化につなげる。

従来はスマートフォン向けに音声会話型のAIアプリを提供しているが、高齢者が使いやすいように電話で会話できるように開発した。価格は月額2980円から。第三者割当増資はベンチャーキャピタル(VC)のWなども引き受けた。