平谷村 AI搭載スピーカー活用 高齢者の見守りサービス開始

2024年09月21日NHK信州


平谷村は人工知能=AIを搭載したスピーカーを活用して、高齢者の生活状況などを確認する見守りサービスを始めました。

平谷村が今月導入したのは、人工知能を搭載したAIスピーカーを活用して、高齢者の生活状況や安否などを確認できる日本郵便のサービスです。
敬老の日を祝って20日開かれた式典で西川清海村長がサービスの内容を説明しました。

村内の75歳以上の高齢者が対象で、自宅などにAIスピーカーを設置すると、決められた時間に今の体調や、薬を服用したかなどを尋ねる質問が動画と音声で流れてきて、それに回答する仕組みです。

回答の結果は毎日、家族や村にメールで届き、万が一、利用者からの反応がなかった場合は、異常を知らせるメールが送られます。

このほか、ビデオ通話もできるため、離れた家族と顔を見ながら会話を楽しむことができるということです。

村によりますと、現在5世帯が利用していて、今後、需要を把握しながら利用者を増やしていきたいとしています。

西川村長は「手軽に日常会話をする感覚でやりとりすることができる。このサービスを活用し、高齢者が元気で生活し続けるための一助になることを期待している」と話していました。