「スマートウォッチ」で始まる快適生活とは 今さら聞けないお得なポイント 高齢者向け機能も

2024年07月29日デイリー


昨今、人気が高まっているスマートウォッチに関して興味深い調査結果が発表された。ICT市場調査コンサルティングのMM総研が2024年05月23日に公表した、スマートウオッチの国内販売台数の推移・予測に関する調査結果だ。

調査結果によると、2023年度通期の国内販売台数は375.8万台で、2015年度の調査開始以来、前年度比で初のマイナスとなった。ただ2024年度以降、販売台数は拡大し2028年度には481万台に達すると予想している。

この数字が示しているように、街行く人の手元を見ると、キラキラと輝くディスプレイが目につく機会が増えている。その一方「スマホがあれば十分なのでは?」と考えている人もいるのではないだろうか。そこで現在スマートウォッチを持っていない人に向けて、その魅力を振り返ってみよう。

そもそもスマートウォッチとは、タッチスクリーンが搭載された腕時計型の電子機器だ。そのもっとも代表的な魅力といえば、スマホとの連携だろう。

いつも使っているスマホとスマートウォッチを連携させることで、着信の通知やメールの確認が可能なのだ。この機能によって、電車の中や歩いている最中でもスマホを取り出すことなく情報にアクセスできる。

また機種によっては、歩数、心拍数、睡眠時間などを自動計測し、健康管理をサポートしてくれる。このようなフィットネス機能もスマートウォッチの魅力のひとつだ。

その他にも、電子マネー決済に対応したスマートウォッチであれば、ICカード読み取り端末にスマートウォッチをかざすだけで支払が完結できる。使用できるアプリは「Apple Pay」「Google Pay」「おサイフケータイ」が主流なので、すでにスマホで使用している人は、スマートウォッチに乗り換えてみてはいかがだろうか。

また鍵の開け閉めにスマートウォッチを使用する人も増えている。自宅の扉に専用の機器を設置し、スマートウォッチを設定すれば「スマートロック」が使用できるようになる。ドアを閉めると鍵がかかる「オートロック」や、自宅に近づくと自動で鍵が開く「ハンズフリー解錠」といった機能が利用可能だ。

便利な機能が多いスマートウォッチには、年配の人向けに転倒検知機能を搭載した機種もある。この機能を使えば、スマートウォッチを身につけている人が転倒した際に登録していた連絡先に通知が届くため、高齢者の見守りに有効だ。

他にもスマートウォッチには、音楽再生や音声操作、写真撮影など便利な機能が搭載されている。機種によって搭載されている機能や価格などはさまざまだが、身に付けることで生活がより快適になることは間違いない。