高齢者を電話で見守り 「おてらコール」実証実験へ 寺院コンサル366

2024年02月19日中外日報


デジタル化による寺院運営支援を行っている会社366は、1人暮らしの高齢者見守りサービス「おてらコール」をNTT東日本と共同開発した。東京都・愛知県・高知県の3カ寺で実証実験を開始し、寺院と地域社会の関係強化に役立てていく。

おてらコールはNTT東日本の「シン・オートコール」を活用したサービス。事前に短い法話と安否確認の簡単な質問を録音し、定期的に登録者の固定・携帯電話に自動発信する。登録者が話した内容は、録音とAIが文字起こししたテキストデータで管理。異常を察知した場合は、寺院から家族や地域の社会福祉関係者に連絡し、連携を取りながら対応する。高齢者は身の回りの相談事を登録することもできる。