366×NTT東、寺院と一人暮らし高齢者をつなぐ見守りサービス「おてらコール」

2023年12月26日TECH+


デジタル化により寺院を支援する366は12月25日、東日本電信電話(以下、NTT東日本)からの技術提供を受け、一人暮らしをする高齢者向けの見守りサービス「おてらコール」を開発し、実証実験を開始することを発表した。

同サービスはNTT東日本が提供する「シン・オートコール」を活用した、高齢者見守りサービス。シン・オートコールは、AIとクラウド技術を用いて録音した肉声などを固定電話や携帯電話へ一斉に発信できるシステムだ。今回の実証では、東京都、愛知県、高知県にある3つの寺院で試験的に開始する。

366と連携している寺院は自動電話システムを使って、一人で暮らす高齢者の電話に60秒ほどの法話と安否確認のための簡単な質問を組み合わせた電話を発信。異常を察知した場合には、寺院が家族や地域の社会福祉関係者に連絡し、連携しながら対応を進める。電話を受けた高齢者が身の回りの相談事を登録できる機能も持つという。