高齢化進む県営住宅に大学生の入居枠

2023年06月03日NHK石川


 石川県は県営住宅に暮らす高齢者の生活を支えるため、自治会の活動に参加することを条件にした大学生の入居枠を設けることを決めました。

大学生の入居枠が設けられるのは、金沢市にある県営住宅の平和町団地です。

3DKの2戸について来月に募集を行う予定で、複数人の「ルームシェア」も認めます。

県内の大学に通っていることと、自治会の活動に参加することが条件になるということです。

平和町団地では住民の高齢化が進み、清掃やごみ出しなど、自治会の活動を維持することが年々難しくなっています。

県としては、若い世代の力を借りることで高齢者の生活を支えていきたい考えで、入居する学生には見守りなども期待したいとしています。

また県は、ほかの県営住宅でも高齢化が進み自治会の活動が課題になっていることから、平和町団地で暮らす学生たちの意見も参考に、同様の入居枠を広げていく方針です。