三脚やマグネットで設置できる手頃な防犯カメラ。見守りにも
2023年05月22日家電Watch
プラネックスコミュニケーションズは、人の動きを自動追跡するスマートカメラ「スマカメ パン・チルト CS-QS10PT」を5月19日に発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6,980円前後。
子供や高齢者の見守り、防犯に活躍するスマートカメラ。人物を検出し、動きを追いかけて撮影する「自動追跡」機能を備え、撮影対象者が撮影エリアから外れてしまうことを防ぐ。マイクとスピーカーを内蔵し、外出先からの声かけも可能。
パン・チルト機能を搭載し、左右360度以上、上下約116度の範囲を撮影できる。見たい場所にレンズを向けるときは、スマホのアプリ画面を上下左右にフリックするだけで操作できる。
外出時でも気になる場所の様子を確認できる「巡回機能」を用意。「ドア/窓/ベビーベッド」など確認したい任意のスポットを4カ所まで登録でき、スマホから指示すると設定したスポットの連続巡回撮影を開始する。赤外線暗視機能により暗い部屋や夜間の撮影にも対応。
映像は「常時録画/録画しない」のほか、動きや音を検知して録画する動体検出機能も備える。検知感度は4段階設定で、オフにすることも可能。さらに撮影エリアを16分割し、検知エリアを設定できるため。例えば室内は検知するが窓の外は検知しないなど、シーンに合わせた設定ができる。
設置場所の自由度が高いのも特徴。木ネジで固定するブラケットのほか、壁に穴をあけずに設置できる三脚ネジ付きのブラケットが付属する。市販の三脚やカメラホルダーを利用すれば容易に設置可能。一般的にパン・チルト式のカメラは棚の上などに置いて使用すると下側に死角が発生するが、三脚を利用することで死角を減らしたり、突っ張り棒などで天井に設置すれば床側の死角をなくすことができるという。
このほか「スマカメ パン・チルト専用マグネット付ブラケット CAM-ST05」を別売で用意。店頭予想価格は1,900円前後。冷蔵庫やスチール棚など、マグネットが付く面に簡単に取り付けられる。
本機を複数使用している場合は、アプリにすべての撮影映像を表示する「マルチ画面表示」が可能。現在はAndroid版アプリのみ対応し、iOS版は9月頃対応予定。
映像素子は1/2.9 インチ CMOSセンサー(200万画素)。解像度は最大1080p(1,920×1,080)。画像圧縮方式は動画がH.264、静止画がJPEG。Wi-FiはIEEE802.11b/g/n、2.4GHz対応。
本体サイズは約70×70×112mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約215g。microSD/microSDHC/microSDXCカードスロットを搭載(最大128GB)。スマホの対応OSはAndroid 4.4以降/iOS 11以降。