パナソニック ネット接続家電製品 保証期間延長サービス開始

2023年04月11日NHK

 

インターネットにつながる家電製品の利用を拡大させようとパナソニックは、エアコンなどを専用のアプリにつなぐことで、メーカーの保証期間を2年間延長するサービスを始めることになりました。

電機メーカー各社は、ネットにつながる家電製品を相次いで開発していて、普及につながるか注目されます。

パナソニックは、ネットにつながる家電製品を増やしていて、エアコンでは、専用のアプリを通じて運転状況を診断し、フィルターの交換など適切なメンテナンスの時期を利用者に知らせます。

会社では、こうした機能をより多くの人に利用してもらおうと、家電製品をネットに接続させた場合、メーカーの保証期間を2年間延長し、3年間にするサービスを今月から本格的に始めると発表しました。

会社側としては、家電製品がいつどのように使われているかなどのデータを集めることで、新たな製品やサービスの開発につなげるねらいがあります。

宮地晋治 執行役員は「より多くの家電をネットに接続してもらうことで蓄積されたデータを解析し、購入後もお客様の暮らしの役に立ちたい」と話していました。

電機メーカーの間では、▼三菱電機がエアコンのセンサーを使って離れた場所に住む高齢者の見守りサービスを提供しているほか、▼シャープなどが災害時に避難の呼びかけを音声で伝えるシステムを開発していて、普及につながるか注目されます。