高齢者の見守り強化へ タブレット端末導入

2021年12月01日チューリップテレビ(富山)


住民の過半数を65歳以上の高齢者が占める
砺波市・栴檀山地区では、高齢者の見守りや災害時の安否確認などに、
タブレット端末を活用しようという取り組みが進んでいます。

砺波市の栴檀山地区の自治振興会では、
高齢者の見守りや災害時の連絡手段として、
国の補助金を活用し、近隣の栴檀野地区とあわせて、
150世帯分のタブレット端末を購入。

1日は各地域の代表者らが集まり、
届いたばかりの新品のタブレット端末を開封しました。

栴檀山地区は65歳以上の高齢者の数が、
全体の50パーセントを超えていて、砺波市で最も高齢化が進んでいる地域です。

また自治振興会によりますと世帯のおよそ7割が、
高齢者だけで生活しているということです。

さらに山間部のため土砂災害のリスクも高く、
去年12月には雨や雪解け水の影響で、
空き屋一棟が全壊する地すべりが発生し、周辺住民が避難を余儀なくされました。

今回のタブレット端末の購入について自治振興会は。
きょうはこの取り組みに賛同してくれている富山大学の学生たちから、
オンラインで端末の初期設定の方法などを教わり、
参加者からは基本的な使い方や通信費用についての質問などがあがっていました。

栴檀山自治振興会・満保幸美主事自治振興会では、
今月中に住民を対象に、タブレット端末の使用方法などについて説明会を開くことにしています。