中部電ミライズ子会社、食品宅配や高齢者見守り
2021年09月22日日経新聞
電力小売りの中部電力ミライズと三菱商事が4月に立ち上げた生活サービス会社、中部電力ミライズコネクト(名古屋市)は食料品の宅配と、高齢者の見守りを2022年春から始める。アルバイト仲介や駐車場シェアリングを手掛けており事業を広げ、26年3月期に会社の売上高50億円を目指す。
食料の宅配は会員制量販店「コストコ」の商品を中心に届ける。10月から名古屋市の一部と、愛知県岩倉、北名古屋両市の住民にコストコ岐阜羽島倉庫店(岐阜県羽島市)の商品を試験的に届ける。本格サービスの対象地域は利用者の反応や配送ルートを踏まえて決める。秋山光輝社長は「特徴的な小売店や食品メーカーの商品も届けられるようにしたい」という。
見守りサービスは中部電ミライズの営業管内で始める。電気の使用データが普段よりも大きく変わった場合に高齢者の家族に伝える。自宅へのかけつけサービスも検討する。
中部電ミライズコネクトは中部電ミライズが51%、三菱商事が49%を出資している。