2021年07月13日ケータイwatch

　インターネットイニシアティブ（IIJ）は、「BLE IoTスターターパッケージ」の提供を開始した。月額料金は650円。

　BLE（Bluetooth Low Energy）センサーを利用して、IoTシステムを構築できるサービス。ゲートウェイ機器、ネットワーク、クラウドサービスが一括で提供され、IIJによる独自のゲートウェイアプリにより、さまざまなBLEセンサー機器をプログラミングなしで利用でき、簡単にIoT機器を導入できる。

　初期費用は3万円。月額料金は650円で別途通信費用が発生する。

　提供されるゲートウェイデバイスは、CYBERDYNE Omni Networks製の「Acty-G3」。Android OSを搭載しており、IPX5の防水機能に加えて-20度～55度の環境でも使用可できる。eSIMモデルも選べ、オプションでBLEセンサーも提供される。

　IIJ IoTサービスと接続するセキュリティに優れた閉域ネットワークが利用でき、ゲートウェイアプリからは、センサー登録やデータ送信、ゲートウェイデバイスの位置情報送信といった機能が用意される。IIJ IoTサービスでは、センサーデータのグラフ表示やしきい値を超えた際の通知、ゲートウェイアプリの設定などさまざまな機能が利用できる。

　同社では想定の利用シーンとして、飲食店やオフィス環境のCO2監視など環境の可視化、独居高齢者の見守りなどを挙げている。