セコム、安否見守りサービス 離れて暮らす家族に連絡

2021年05月20日朝日新聞


 セコムは19日、ホームセキュリティーの契約者に対し、6月からオプションで安否の見守りサービスを始めると発表した。室内の防犯センサーが検知した情報をクラウドに蓄積し、AI(人工知能)による分析結果を離れて暮らす家族にスマートフォン専用アプリで伝える。

 確認できる情報は、実家に暮らす高齢者の生活リズム、室内の活動量など。料金は月額110円。ホームセキュリティー契約者は、アプリをダウンロードすれば利用できる。

 追加費用(月額550円)を払えば、室内の温度や湿度も把握できる。センサーが一定時間、人の動きを検知しなければ、実家へ駆けつけるよう要請できる(1回1万1千円)。プライバシーに配慮して防犯カメラは使わず、緩やかに見守る。

 セコムは異常時の駆けつけサービスを中心に手がけてきたが、長引くコロナ禍で帰省が難しくなって高齢者への見守り需要が高まっていると判断。新サービスを提供することにした。