最先端技術の実証実験 更別村が「スーパーシティ」申請
2021年04月16日NHK北海道
十勝の更別村は最先端技術を活用した街づくりを進めようと、国の特区「スーパーシティ」への指定を目指して、16日、道内の自治体で唯一、申請を行いました。
「スーパーシティ」は規制緩和によって自動運転や遠隔医療など最先端技術の実証実験を街全体で行う特区で、国が去年12月から公募しています。
更別村は最先端技術を活用して高齢者の暮らしやすい街づくりを進めようと、「スーパーシティ」への指定を目指して、16日、国に申請を行いました。
道内の自治体では唯一の申請となります。
村では、▼自動運転の車による高齢者の移動支援や、▼ウェアラブル端末による24時間の見守り、▼買い物の支払いを生体認証で行うシステムの導入などを検討しています。
内閣府によりますと全国でおよそ30の自治体が申請の意向を示していて、国は審査を経て5か所ほどを指定することにしています。
更別村の西山猛村長は「過疎など同じ課題を抱える中山間農村地域の希望の光になるという意気込みで、最先端技術を駆使して豊かな生活ができる村づくりをしていきたい」と話しています。