三井住友銀、高齢者ビジネス強化

2021年03月16日朝日新聞


 三井住友銀行は15日、高齢富裕層向けに、家事代行や見守りなども含めた総合的なサービスを4月に始めると発表した。金融だけでなく、生活関連サービス全般を一元的に提供し、高齢者向けビジネスを強化する。メガバンクが高齢者向けの非金融サービスに乗り出すのは初めてという。

 新サービス「SMBCエルダープログラム」は同行の専用口座に1千万円を預け入れた顧客が対象で、利用料は月9900円。貸金庫、定額自動送金、遺言信託手続きサポートなどを無料で利用できる。家事代行や見守りサービスなども割引や無料で使え、専用コンシェルジュが相談に乗ってくれる。サービスメニューは今後拡充予定という。

 年齢制限などはなく、70歳以上で金融資産5千万円以上の高齢富裕層を顧客と想定。今後1年間で1万5千人程度の利用を見込む。