ロングライフHD、介護施設の見守りにAIカメラ研究

2021年02月05日日経新聞


介護施設を運営するロングライフホールディングは、AIカメラによる高齢者の見守りで、システム開発のアプリズム(大阪市)と共同研究を始めた。デイケアなどを手掛ける大阪市内の施設の3部屋にAIカメラを設置した。

カメラで入居者の行動データを蓄積し、転倒や徘徊(はいかい)などをAIが検知できるシステムの実用化を目指す。介護士が携帯するスマホなどで入居者の様子を確認でき、異常があれば通知が届くようにするという。これまでは定期的に部屋を回って高齢者の様子を確認していた介護士らの負担軽減にもつなげる。