Apple Watchでつながる、ウィズコロナ時代の新しい家族の形。家族のつながりアプリ「Hachi」、2021年1月11日(祝)より販売開始。

2020年12月28日ASCII.jp

 

超高齢化、独居の増加、感染症流行。「会えない時代」の家族をつなげるアプリです。

 アプリケーションの企画・開発を行うAP TECH株式会社(本社:岩手県八幡平市、代表取締役:大西一朗)は、Apple社製のウェアラブルデバイスApple Watchを活用した、家族のつながりアプリ「Hachi(ハチ)」の一般販売を、1月11日(祝)12:00より、自社websiteにて開始します(https://aptechnology.co.jp)。

■離れていても、心はそばに。家族のつながりアプリ「Hachi」

 「Hachi」は、Apple WatchとiPhoneを活用し、遠く離れたご家族を、24時間365日ほぼリアルタイムでつなげるアプリケーションです。「Hachi」は、本社所在地の「八幡平(はちまんたい)」から命名しました。「見守る」という「Hachi」の役割が、画面上にかわいい犬のイラストで表現されています。

年齢や持病等により普段の安否が心配される「見守られる方」に、Hachi設定済みのApple Watchを装着していただくと、遠く離れた「見守る方」のiPhoneに最新の情報(心拍数、心拍変動数、活動歩数、位置情報、Apple Watch電池残量)がほぼリアルタイムで届きます。この機能により、Hachiでつながった家族は、いつでもさりげなく「元気かな?」と様子を確認することができます。見守る家族の数に、制限はありません(追加料金あり)。

 加えて、体調急変や転倒で動悸が激しくなったりした際にApple Watchが検知する「安静時の高/低心拍継続(運動終了後10分以上が経過した後も、心拍数が設定した閾値を上回るまたは下回る場合)」の家族への通知や、見守られる方がApple Watchに指を5秒載せるだけで発出できるSOSの機能も搭載しており、もしもの時もすぐに気づくことができます。通知方法は、メール、SMS、着信から選択可能です。

 これまでも、「高齢者向け見守りサービス」は数多くリリースされてきましたが、使わない日や屋外に出た場合は役に立たない「見守り家電」や、プライバシーへの干渉度が強いにもかかわらず見守り範囲が限られる「監視カメラ」、日々の体調までは確認できない「携帯型端末」など、いずれも十分な見守りを行うには限界がありました。「Hachi」は、最新のウェアラブル端末を活用することで、屋内外を問わない24時間365日のリアルタイム性や、いつでもさりげなく心拍数や歩数を確認でき、人数制限のない見守りが可能な仕組みを実現しています。

■超高齢化、独居の増加、感染症流行がもたらした「会えない時代」

 日本では、超高齢化と独居者の増加が急速に進んできました。我が国の総人口は、2019年10月1日時点で1億2,617万人、そのうち65歳以上人口は5,389万人となっており、総人口に占める割合(高齢化率)は28.4%となりました。世帯数で見ると、2018年現在の世帯数2,492万7千世帯のうち、683万世帯(27.4%)が65歳以上の単独世帯が占めており、この数及び割合は年々増加傾向にあります。

 超高齢化、高齢者の単独世帯の増加に加え、本年は新型コロナウイルスの流行により、ますます「心配していても、会えない時代」となっていると感じています。

■開発のきっかけ:開発者自身の、離れて暮らす両親を心配する気持ち

 家族のつながりアプリ「Hachi」は、開発者である代表・大西自身の「実家の両親を、もっと簡単に、安心して見守ることはできないだろうか」という想いから生まれました。大西はApple社やCisco Systems等のIT企業に30年以上勤務し、首都圏やアメリカでの生活が長かったことから、岩手県の実家で暮らす高齢の両親に対する気がかりな気持ちを常に抱いてきました。こうした自分自身の課題を、日本全体が抱える課題であると捉え、開発を決意したのが、私たちの「Hachi」というサービスです。

 大西の母(85歳)は毎日、Hachiが設定されたApple Watchを自分で充電し、装着しています。遠くに暮らす孫たちがHachiを見て、「元気そうだね」と連絡してくるなど、新しいコミュニケーションが生まれています。
大西の母(85歳)。「Hachi」をきっかけに、孫やひ孫とのビデオ通話を楽しむ。

■発売スケジュール等のご案内

 2021年1月11日(祝)12:00より、AP TECH株式会社の公式website(本資料右下に記載)にて、アプリケーションの一般販売を開始します。料金は、見守り対象者1名につき月額780円(税別)。見守り対象者は、1名あたり780円(税別)の追加課金で増やすことが可能です。※端末、通信費は別途

 お正月休みに顔を見ることも難しくなった今だからこそ、「Hachi」をきっかけに、家族のつながりを見直し、家族の絆を強くする機会を作ってみてはいかがでしょうか。