AI活用した高齢者見守りサービスの実証実験 長野・大鹿村

2020年11月26日SBC信越放送

 

人工知能=AIなどを活用した高齢者の見守りサービスの実証実験が大鹿村で行われています。

村やNTT東日本などが協力して先月から行っているもので、住民がAIが搭載されたスマートスピーカーに話すと、その内容が無料通信アプリなどを通じて高齢者の家族や村の担当者に伝わる仕組みになっています。

利用した女性は、「画面から話しかけてくれるだけでも安心はできる」と話していました。

980人余りの村民のうち、高齢者がおよそ半数を占める大鹿村。

このうち独り暮らしの高齢者は、134人に上り、その見守りが課題となっています。
大鹿村保健福祉課の担当者は、「村からメッセージを送った方がどのように回答しているか確認できるようになっている、一人暮らしの人には、良いコミュニケーションツール」と話しています。

また、家には、運動量や室温を感知するセンサーや心拍を計測する機械も設置されていて、離れて暮らしている家族でも安否や体調をすぐに把握することが出来るということです。

AIなどを活用した高齢者の見守りサービスの実証実験は、村内の20世帯で来月15日まで行われていて、村では、来年度以降の導入を検討することにしています。