AIで高齢者安否確認の実証実験 

2020年10月30日NHK奈良

  

1人暮らしのお年寄りなどにAI=人工知能が自動で電話をかけて、安否確認につなげる実証実験が、黒滝村で行われています。

この実証実験は、お年寄りの安否確認の効率化につなげようと、奈良県とNTTドコモが県南部の黒滝村で行っています。

実験では、事前に登録されたお年寄りなど10人に、AIが毎朝電話をかけ、「きのうは出かけましたか」とか、「お風呂に入りましたか」などと自動音声で尋ねます。
AIには、こうした簡単な質問が20パターンが設定されていて、毎日質問を変えることでお年寄りがAIとの会話に飽きないよう工夫しています。

また、電話がつながらないと1時間後にかけ直す設定になっていて、4回連続でつながらなければ地元の役場に連絡が入り、安否確認につなげられます。

県地域包括ケア推進室の堀池香澄保健師は、「お年寄りが増える一方、人口減少で見守りの対応ができる人材が少なくなっているので、AIで負担を軽減できたらいい」と話していました。

実験は11月4日まで行われ、県などは、今回の会話を保存して分析し、将来的にはAIとの会話を通じて、体調の変化や認知症の早期発見につなげられるようにしたいとしています。