カナダのAIスタートアップ、工場監視や高齢者見守り 

2020年10月21日日経新聞

  

人工知能(AI)と交通・移動技術をテーマに日本経済新聞社が主催するグローバルイベント「アイサム(AI/SUM)&トランザム(TRAN/SUM)」は21日、カナダのAI関連スタートアップを紹介するセッションを開いた。

AltumView(アルタムビュー)は、高齢者介護向けの見守りシステムを手掛ける。センサーで高齢者などがいつもと違う動きを検知すると、介護者や家族のスマートフォンに通知がくる。対象者を「棒人間」として処理するのが特長。寝室やトイレといったプライバシーを守る必要性がある場所でも、安心してシステムを導入できる。

Acerta analytics(アセルタ・アナリティクス)は、自動車の生産管理のエンジニア向けに、生産ラインでの異常検出や診断サービスを提供する。同社は「エンジニアのノウハウは機械化が難しい面もある。人間とAIの相乗効果を引き出していきたい」と話す。

日本企業との提携戦略についてElement AI(エレメントAI)は、「AIにすでに投資しているが規模をさらに拡大させたい会社と連携したい」といい、Invision AI(インビジョンAI)は「JRなど鉄道会社に興味がある」と述べた。

AI先進国でもあるカナダ企業の知見を取り込めば、日本のAI産業の振興にもつながりそうだ。