2020年10月15日日経新聞

東京都渋谷区の長谷部健区長は15日、IT（情報技術）に不慣れな高齢者を対象にスマートフォンの配布を検討していることを明らかにした。携帯各社と連携して使い方の説明など支援体制も整え、区民を含めたデジタル化を推進する。2021年度予算案編成に向けて調整する。

まずは実験として、区の防災情報のアプリなどを入れて一部の高齢者に配る案を検討している。またスマホのデータは個人情報の秘匿などをしたうえで民間に提供し、見守りサービスなどスタートアップなど企業の新事業に生かしてもらいたい考えだ。

東京都の小池百合子知事との15日の会談で言及した。