Edge AI技術と最新IoT技術を融合した高齢者見守りシステムのデモンストレーションを開始
2020年10月05日ASCII.jp
AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)技術開発の mtes Neural Networks株式会社(代表取締役社長兼CEO:原田 隆朗、本社:東京都品川区/以下、mtesNN)は、運動量の変化を通知するシステム「安心センサー」の試作機を完成しました。
このセンサーは、非接触・非装着でプライバシーを重視し、利用者の体温バイタルデータや部屋の温湿度状況の変化、就寝や離床などをAIが推定します。まずは、2020年10月8日より五反田オフィスにデモンストレーション環境を用意して訴求していきます。
システムの概要と特徴
安心センサーは非接触・非装着でサーモグラフィーセンサーが常時体温を計測し、その2次元データを端末デバイス内のエッジAI機能によってリアルタイムに処理することで、離床や就床など正確な姿勢推論モニターを実現しました。
さらに、他の環境センサー(温湿度や照度計など)とも連動して利用者個人別の温度を中心としたインテリジェトなモニタリングを実施できます。
ネットワークはMQTTプロトコルを採用し、シンプルで軽量でありながら堅牢なシステムとして実現しました。カメラやマイクが無いことで肖像権や生活シーンの漏洩の問題がないことも特徴です。
LINEインターフェース例
ポストコロナ/ウィズコロナ時代において、このAI/IoTセンサーシステムによって、きめ細かいオンライン診療でも活用を進めます。
mtesNNは、来年度3万人の利用を目指し、オンラインヘルスケア事業者、介護事業者や介護用品レンタル事業社との連携を進めます。
報道実績:2020.10.01 NHK「ニュース シブ5時」
AIカメラを使い人の転倒を検知できる「ヤモリン転倒システム」と共に、NHK「ニュース シブ5時」の番組内の特集コーナー「高齢者の転倒 対策最前線」で2020年10月1日(木)に報道されました。