吉野ヶ里町社協が「LINE」教室 高齢者見守りで情報発信に活用
2020年10月04日佐賀新聞
高齢者の見守り事業などに役立てようと、吉野ヶ里町社会福祉協議会が、無料通信アプリLINE(ライン)の使い方教室を開いた。町内の10人が参加し、手軽なコミュニケーション手段への理解を深めた。
同社協は6月にラインの公式アカウントを開設し、情報発信の効率化を図っている。約10年にわたって行ってきた認知症見守り隊では、外出先で道に迷った高齢者の情報を登録者にメールで発信していたが、今後はラインも併用する。災害時や、ボランティア情報の発信などにも活用する予定。
9月23日に開かれた教室では、携帯ショップの店員ら4人が講師を務めた。参加者は「友だち」の追加の仕方や、スタンプの送り方など学び、同社協の公式アカウントを追加した。
パスワードを他人に教えると、アカウントの乗っ取りにつながるなど利用する上での注意もあった。参加した70代の女性は「見よう見まねで使っていたが、基本的な使い方が分かった。いろいろ役立てたい」と話していた。