日立GLS、冷蔵庫で見守りサービス提供
2020年09月28日日経新聞
日立グローバルライフソリューションズ(GLS)は28日、ネットにつながる冷蔵庫を活用した高齢者や子供の見守りサービスを10月1日から提供すると発表した。離れて暮らす家族が専用のスマートフォンアプリを使い、冷蔵庫のドア開閉情報を確認できる。新型コロナウイルスの影響で遠方にいる家族と会える機会が減っている。家電を通じた見守りサービスの需要を開拓していく。
スマホなどとデータの送受信ができる冷蔵庫が対象。対象機種を持っていれば500円でサービスの利用が可能。対応機種は順次拡大するという。
新サービスは専用アプリから、家族が冷蔵庫のドアを開閉した回数を30分ごとに表示する。指定した時間帯にドアの開閉がない場合や長時間ドアの開閉がない場合なども通知する。
離れて暮らす高齢者や自宅で留守番をする子どもを見守るサービスとして提供する。
同社は7月に東京大学高齢社会総合研究機構と共同で家電の使用状況から高齢者が要介護一歩手前の「フレイル(虚弱)」の予兆を検知する技術の開発にも乗り出している。