坂井市が高齢者見守りにロボット

2020年08月16日NHK福井

 

坂井市は、1人暮らしの高齢者を見守るロボットの導入を試験的に始めました。

新型コロナウイルスの影響で、外出を控える動きが強まっている中で、高齢者の見守りが難しくなっていることが背景にあるということです。

この取り組みは、坂井市と大手電機メーカーのNECが共同で進めているもので、1人暮らしの高齢者の自宅に、人型のロボットを貸し出します。

ロボットは、話しかけて操作するようになっていて、あらかじめ登録した家族に、簡単にメッセージや自分の画像を送ることができます。

こうした機能をいかし、高齢者が決まった時刻に自分の画像を送ることで、家族に元気であることを知らせる仕組みです。

もしメッセージが届かないと、警備会社のスタッフが高齢者の自宅に駆けつけることになっています。

坂井市は、新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控える動きが強まる中で、1人暮らしの高齢者の見守りが難しくなっているとして、ロボットを使った見守りを進めているということです。

坂井市高齢福祉課の千秋久美子課長は「ロボットを使うことで緊急の事態にも対応できるので、本格的に導入を目指したい」と話していました。