ICTで子ども見守り 豊中市が位置情報サービス

2020年07月17日大阪日日新聞

  

 豊中市は16日、関西電力送配電(大阪市)が展開する情報通信技術(ICT)を活用した見守りサービス「かんでん見守り隊OTTADE!(おったで)」を導入するのに向け、同社と連携協定を結んだ。今年10月に市内南部地域の8小学校区から順次導入し、2021年度中に市内全41小学校区、22年度中に高齢者にも対象を広げる。

 「OTTADE!」は、子どもが持つ小型で重さ約10グラムほどの専用端末の電波を、街中の公共施設や商店、住宅などのコンセントに設置できる小型固定基地局が検知し、契約した家族や保護者がスマートフォンなどを通じて位置情報履歴を確認することができるサービス。専用のアプリケーションを、スマホにインストールした人自身も移動基地局となる。

 連携協定で見守り端末を市内の小学生全員に無料で配布し、有料の通知サービスが3カ月間無料になる。

 市役所であった締結式で長内繁樹市長は「ICTの機器類を使って、子どもや高齢者ら社会の弱い人をしっかり見守っていくシステムだ」と称賛。関電送配電の白銀隆之執行役員は「ICTにまかせるだけはなく、コミュニティーの力を生かしながら、より強力な見守りのプラットフォームを構築する」とエリアの拡大に意欲を示した。

 関電の同様のサービスは、府内では箕面市や四條畷市、交野市でも導入されており、市域を越えて位置情報を取得することができる。