QRコードで児童見守り運用開始
2020年07月15日NHK宮崎
子どもがけがをしたり災害に巻き込まれたりした緊急時に、QRコードを使って、保護者に居場所などを伝えるシステムの運用が、15日から宮崎市の小学校で始まりました。
このシステムは、宮崎公立大学が地元の自治会連合会などと開発し、15日から宮崎市の西池小学校で運用が始まりました。
15日朝は、地元の自治会の会長が、各教室のテレビを通して子どもたちに使い方を説明しました。
システムでは、あらかじめ子どもたちにQRコードが記載された「見守りカード」を持たせます。
子どもがけがをしたり災害に巻き込まれるなどして困っていた場合、周りの大人がQRコードを読み取り、名前や連絡先、それに今の状況を入力すると、位置情報とともに保護者の携帯電話にメッセージが届く仕組みです。
保護者はメッセージを見て子どもの状況を把握でき、近くにいる大人と連絡をとりやすくなるということです。
このシステムは、もともとこの小学校がある地域で高齢者や障害がある人にすでに導入されていて、今回、こどもの安全を守ろうと新たに小学校にも利用を広げたということです。
6年生の女子児童は「いざという時に親に危険を知らせることができ、便利だと思います。親とカードの使い方などをしっかり話し合いたい」と話していました。