高齢者の体調確認 電話で
2020年07月13日NHK香川
1人暮らしのお年寄りの世帯やお年寄りだけで暮らす世帯の見守り活動をしている観音寺市のボランティアが、新型コロナウイルスの影響でお年寄りの世帯を訪れるのを控える代わりに、電話で体調を確認する取り組みを続けています。
観音寺市のボランティアグループ、「おれんじの会」は1人暮らしのお年寄りの世帯やお年寄りだけで暮らす世帯のうち希望する世帯を訪れて、体調を確認する取り組みを6年前から続けていましたが、ことし2月からは新型コロナウイルスの感染を防ぐため、順次、訪問を自粛しています。
市内では地域の行事なども中止が相次ぎ、お年寄りの安否を確認できる機会が減っていることから、「おれんじの会」は先月から電話で体調を確認する取り組みを始めています。
13日も4人のメンバーが市役所に集まり、それぞれが担当するお年寄りに電話をかけて、かかりつけ医を受診する頻度に変わりがないかなどを尋ねていました。
メンバーの1人、長船ミユキさん(77)は「新型コロナウイルスが流行し、外出を控えると気がめいってしまう。心配していることが相手に伝わると喜んでもらえるのでうれしいです」と話していました。