新型コロナ ウェブカメラ販売急増 在宅勤務などで需要拡大 /山梨

2020年04月11日毎日新聞

 

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で在宅勤務(テレワーク)が増加し、県内でもテレビ会議などで使うウェブカメラの売れ行きが伸びている。休校や外出自粛で在宅時間が長くなっている高齢者や子供の見守りにも活用でき、甲府市内の家電量販店では特設コーナーを設け、急伸する需要に対応している。

 ウェブカメラは、パソコンと接続し画面に映像を映し出すことでお互い顔を見ながら会議などをできる。最近のノートパソコンにはカメラが内蔵されているが、デスクトップパソコンには内蔵されていないものが多く、外付けのウェブカメラが必要になる。

 甲府市の家電量販店「コジマ×ビックカメラ甲府バイパス店」では、政府が感染拡大を防ぐためにテレワークを推奨したことを受け、3月1日に「在宅勤務おすすめアイテム」と銘打ったコーナーを設けた。普段、ウェブカメラは1カ月に10~20台売れる程度だが、コーナーの設置後に販売台数は倍増し、3月中旬からは3倍になったという。既にメーカーでも在庫不足が起きている。