離れて暮らす高齢の親の安否を確認する方法TOP3、3位近所の人に対応を依頼、2位LINEなどでやり取り、1位は?

2020年04月07日@dime

  

離れて暮らす高齢の親がいると、「最近、無事に暮らしているかな……」と、ふと心配になるものだ。とはいえ、仕事などの都合でなかなか会えなかったり、連絡ができなかったりもするだろう。

今回、セコム株式会社では、親と離れて暮らす全国の40代~50代の男女500名を対象に「親の見守りについての調査」を実施。

親に対する心配事、見守りに関しての認識、見守りの手法、など様々なアンケートが行われたので、その結果を紹介していきたい。

離れて暮らす親と会う機会は年1回以下が約4割

親の状況や関係性を明らかにするために、70歳以上の親と離れて暮らす人を対象に親の世帯構成に関して尋ねる調査が行われた。

結果、「夫婦二人(44.8%)」、「独居(26.0%)」を合わせると、親だけで暮らす世帯が約7割であることが分かった。また、親に会う頻度も年1回以下が36.2%となっている。


離れて暮らす親のことを心配している人は約8割
離れて暮らすご高齢の親に心配や気がかりなことがあるか尋ねる調査が行われた結果、約8割の人が「ある」と回答し、多くの人が親を心配していることが明らかになった。
さらに、どのようなことが心配なのか尋ねる調査が行われたところ、94.0%が「病気やケガ・熱中症などの健康面」と回答した。

親を心配するようになったきっかけや理由は以下の通り。

    • 「母が亡くなり、父が一人になったから(神奈川県・42歳男性)」
    • 「最近病気がちで、年齢も上がってきたので心配(神奈川県・46歳女性)」
    • 「普段なかなか会えないから(香川県・49歳男性)」
    • 「両親ともに持病があり、何度も入院生活を送っているため(埼玉県・57歳女性)」
    • 「最近転ぶようになってしまったから(東京都・42歳女性)」
    • 「農作業をしていて熱中症になったことがある(東京都・49歳女性)」
    • 「運転が危なかった(愛知県・44歳男性)」
    • 「まだ車の運転をしていて、最近老人の事故のニュースを見るから(茨城県・46歳女性)」
    • 「特殊詐欺の手口が巧妙になってきているから(東京都・48歳女性)」

親の見守りのために何か対策をしている人は4割以下 主流は「定期的に電話」「LINEやメール」

親の様子や安否の確認など見守りのために、意識して行っていることがある人は4割以下という事実が明らかになった。離れて暮らす親を心配に思っている人が約8割となった一方で、実際に対策をしている人は、半数を割る結果となっていた。

また、親の様子や安否の確認のために、意識して行っていることが「ある」と回答した人を対象に、実際にどのように行っているか尋ねる調査が行われたところ、「定期的に電話している(81.2%)」が最も多く、「LINEやメールなどでやりとりしている(36.6%)」が2番目に多い結果となった。LINEやメールなど、高齢者に不向きと考えられがちなITの利用も多いという事実が明らかになっている。

なお、「その他(5.2%)」の具体的な内容は以下の通り。

    • 「高齢者住宅に入居している(神奈川県・57歳女性)」
    • 「定期的に訪問している(兵庫県・53歳男性)」
    • 「携帯電話の通話料金を日々確認している(東京都・49歳男性)」
    • 「介護施設にお願いしている(埼玉県・56歳男性)」
    • 「テレビ電話で毎日話す(東京都・52歳女性)」

親の見守りとして「定期的に電話」と「LINEやメールでのやりとり」と回答した人を対象に、どのくらいの頻度で連絡を取っているか尋ねる調査が行われた結果、どちらも4人に1人ほどが「週に1回」と回答した。


親の見守りを意識して行っていない理由は「必要性を感じない」「何をすればいいかわからない」

親の様子や安否確認を意識して“行っていない”人を対象に、その理由を尋ねる調査が行われた。

「親はまだ元気なので必要性を感じない(23.3%)」が最も多く、続いて「何をしたらいいかわからない(21.4%)」「やろうと思いながら、先延ばしにしている(16.2%)」となった。手軽に確認できる方法があれば、現在親の見守りを意識して行っていない人でも、意識的に行動を起こすきっかけになりそうだ。

見守りサービスに求めることは、「操作等の負担が少ない」「費用が安い」「緊急通報がある」

離れて暮らす親を心配する人が約8割となった一方で、様子や安否の確認(見守り)が意識的にできている人は4割以下という現状が浮き彫りになったが、親の“見守り”サービスを利用するとした場合、どのような項目を重視するのか尋ねる調査が行われた。

「親も自身も、操作等利用上の負担が少なく実施できる(69.0%)」という回答が約7割、「費用が安い」も6割を超える結果となった。見守りサービスにおいては、心理面、金銭面の両方の負担の少ないものが重視されているということが見て取れる。

また、親の日常生活に関する通知がスマホに送られてくる「ゆるやかな見守り」に魅力を感じるか尋ねる調査が行われたところ、「魅力を感じる(19.0%)」「どちらかというと魅力を感じる(52.8%)」を合わせると、7割以上の人が好意的な回答をしており、手軽に実施できる“ゆるやかな見守り”が今後広がる兆しがうかがえた。

【調査概要】

  • 調査方法:WEBアンケート調査
  • 調査対象者:70歳以上の親と違う県に住んでいる全国40代・50代の男女 500名
  • 調査実施日:2020年2月4日~6日
  • 調査主体:セコム株式会社

出典元:セコム株式会社