高齢者を見守るQR付きステッカー 伊勢原市が配布

2020年03月01日神奈川新聞

  

 伊勢原市は新たな認知症対策として、市や伊勢原署の連絡先が表示されるQRコード付きのステッカーを作製した。

徘徊(はいかい)するお年寄りを見つけた場合、洋服に貼られたステッカーのQRコードをスマートフォンで読み取り、表示された担当部署の番号に連絡してもらう。家族だけでなく、地域全体で見守るのが目的で、65歳以上の市民らを対象に2月から無料で配布している。

 ステッカーは縦2・5センチ、横4センチ。QRコードと、「市徘徊高齢者等SOSネットワーク」の登録番号を記載する欄がある。

 スマートフォンやタブレット端末でコードを読み取ると、市介護高齢課の直通番号と同署の代表番号が表示される。どちらかに電話し、ステッカーに書かれている番号を伝えてもらう。

 登録番号を基に、同課や同署生活安全課の担当者は家族を特定し、連絡する仕組み。ステッカーはアイロンやドライヤーの熱で洋服などに貼ることができる。

 2001年から運用が始まったネットワークは、認知症のお年寄りらの情報を登録し、市、消防、警察などの関係機関で共有するシステムで、今月1日現在、118人が登録している。

 市によると、QRコード付きの見守りステッカーは横浜市、愛川町に続いて県内で3自治体目。市介護高齢課は「高齢者が地域で安全に暮らせるよう、役立てたい」と説明。「市民にもステッカーの存在を知ってもらい、見守り活動の広がりにつながれば」と期待している。

 ステッカーは家族やケアマネジャーにも配布する。ネットワークへの登録が必要になる。問い合わせは、同課電話0463(94)4725。